実際にトリーツを本格導入した飼い主やドッグトレーナーへの現場取材では、日常的なコミュニケーションの劇的な変化が語られています。
「保護犬を迎えた当初、人間を極度に恐れてケージから出てこられなかったが、においの強いフリーズドライの鹿肉トリーツを毎日数粒ずつ手から与えることで、わずか3週間で自ら膝に乗ってくるようになった」(都内在住・30代女性飼い主の手記より)
「従来のしつけ教室で主流だったチョークチェーンによる体罰的な手法に挫折した経験がある。トリーツを使った陽性強化に切り替えたところ、犬が『次はどうすれば褒められるのか』と目を輝かせてこちらを見るようになった。アイコンタクトの質が根本から変わった」(関東近郊ドッグトレーナー・取材証言)
一方で、失敗談として多いのは「子犬への導入時期の誤り」です。子犬にトリーツはいつから与えられるかという疑問に対し、生後間もない消化器が未発達な段階で硬いジャーキーを与え、下痢や嘔吐を引き起こすトラブルが後を絶ちません。通常、社会化期が本格化する生後2〜3ヶ月以降(離乳完了後)から、普段食べているパピー用ドライフードを1粒ずつトリーツ代わりに使うことから始めるのが安全な現場のセオリーです。