二人の交際がスタートしたのは1970年代半ば。グループ「バンバン」のリーダーとして多忙を極めていたばんばひろふみと、ヒット曲を連発し歌謡界のトップシンガーとして活躍していた平山みきは、番組共演をきっかけに距離を縮めた。異色の組み合わせと騒がれながらも1977年に結婚へ至り、芸能界を代表するおしどり夫婦として羨望の眼差しを向けられることになる。
しかし、結婚生活は決して平坦ではなかった。音楽に対するこだわりや多忙による生活のすれ違い、さらにはメディアの過剰な取材合戦が二人の絆を徐々に蝕んでいったとされる。お互いのクリエイティビティを尊重し合うがゆえに生じる意見の衝突もあり、長年のすれ違いを経て、2000年代初頭に二人は離婚という決断を下すに至った。
長年連れ添った末の破局は世間に大きなショックを与えたが、関係者の間では「二人は愛憎を超えた音楽的ライバルであり、お互いの才能を理解しすぎたがゆえの選択だった」とも語られている。単なる憎しみ合いではなく、それぞれの音楽人生を全うするための決断であったというのが実情だ。