子供の安全具を検討する際、真っ先に確認すべきなのが公的な安全規格です。船舶に乗船するシーンでは、国土交通省型式承認品(通称:桜マーク)の着用が法律で義務付けられています。この認可を受けた救命胴衣には桜の刻印が施されており、特に小型船舶で全航行区域に対応する「TYPE A」は、黄色やオレンジなど発見されやすい色彩や反射材、笛(ホイッスル)の装備が義務化されています。
ただし、日常的な川遊びや海水浴においては、桜マーク付き製品だけが唯一の正解というわけではありません。日本小型船舶検査機構(JCI)が性能を確認した「CSマーク(レジャー用ライフジャケット)」認定品も広く流通しており、激しい動きを伴うアクティビティではこちらの方が運動性に優れているケースも見受けられます。
ここで妥協してはならないのが、製品が保証する子供用フローティングベストの浮力です。一般的に、日本産業規格(JIS)や国交省基準において、小児用の浮力基準は体重に応じて明確に区分されています。
水中で自力で呼吸を確保するためには、初期浮力だけでなく、24時間経過後も規定以上の浮力を維持できる耐久性が求められます。安価なノーブランド品の中には、浮力材の発泡ポリエチレンが薄く、表記通りの性能を発揮できない粗悪品も紛れ込んでいるため、第三者機関による認証表示の有無は必ず購入前に確認してください。