ネット上で長年囁かれてきた疑問「オーノーだズラは誰のセリフなのか」。その答えは、荒木飛呂彦氏による不朽の名作『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』の主人公、ジョセフ・ジョースターです。
該当するシーンは、メキシコの秘密地下研究所で目覚めた太古の生命体「柱の男」サンタナとの壮絶なファーストコンタクトにあります。人間を遥かに超越した力を持つサンタナに対し、若き日のジョセフは真っ向勝負を挑むのではなく、あたかも自分が無知で怯え切った田舎者であるかのように振る舞いました。その直後、サンタナの肉体へ致命的な波紋エネルギーを流し込んだ瞬間に放たれた台詞の全貌がこちらです。
「オーノーだズラ。おめえ、もうだめズラ。逆にお仕置されちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ」
生粋の英国系アメリカ人であり、趣味はマンガ集め、好きな食べ物はフライドチキンとチューインガム、血液型はB型という絵に描いたような都会派ハイティーンであるジョセフ。彼がなぜ突如として日本の土着的な訛りを炸裂させたのか。その理由は、歴代ジョジョの中でも類を見ない「トリックスター」としての資質にあります。相手が自分の知能や戦力を過小評価した一瞬の油断を突き、精神的にも完膚なきまでに叩きのめすジョセフ流の心理戦が凝縮されたワンシーンでした。