年間延べ志願者数が14万人を超え、近畿大学や明治大学などと並び全国トップを争う規模となった背景には、明確な戦略が存在します。千葉工業大学の志願者数急増の真相を解き明かす鍵は、「共通テスト利用入試の検定料実質無料化」という前代未聞のスキームです。
一般選抜出願者に対して共通テスト利用入試の受験料を全額免除するなどのアグレッシブな施策は、受験生にとって「受けない理由がない」状況を作り出しました。しかし、単なる集客手法で終わらなかったのは、同大学が推進する産学連携やロボット研究機関「fuRo(未来ロボット技術研究センター)」、AI先端研究といったブランド価値が受験生に強く響いたためです。「挑戦的で実戦的な理系大学」というパブリックイメージの確立が、志願者数の爆発的な増加を支えています。