ビルスペックの数値だけでは見えてこないのが、日常的な使い勝手や入居満足度です。実際にビルを利用しているテナント関係者への聞き取りや、周辺環境を定点観測した結果、いくつかの明確な特徴が浮き彫りになりました。
「エントランスやエレベーターホールなどの共用部は定期的にリフレッシュされており、築年数を感じさせない清潔感が保たれている」という現場の声が多く聞かれます。管理会社の巡回点検が徹底されているため、ゴミ集積所の散らかりや共用廊下の私物放置といったトラブルは見当たりません。
一方で、近年の新築スマートビルと比較した場合の課題も存在します。例えば、個別空調の制御パネルの仕様や、通信回線の引き込みルートに関する事前確認の必要性です。最新ハイグレードビルと同等のフルスペックIoT設備を期待するとギャップが生じますが、一般的な業務用途においては十分すぎる基本機能を備えています。