日車寛見が発動した領域展開「誅伏賜死」は、対象の過去の罪を裁く絶対的なルールを持つ。法廷に召喚された両面宿儺に対し、ジャッジマンが提示したのは渋谷事変における未曾有の大殺戮だった。しかし、宿儺自身は裁判のシステムそのものに全く興味を示さず、あっけなく罪を認める態度を取る。求めるはただ一つ、死刑判決によって得られる「処刑人の剣」の真価を見ることだった。
判決は思惑通り「死刑(デス・ペナルティ)」ならびに「没収(コンフィスケーション)」。勝機が訪れたかに見えた瞬間、恐ろしい法の穴が発覚する。没収の対象となったのは、宿儺が所持していた呪具「神武解」だったのだ。術式そのものが封じられると踏んでいた日車らの計算は崩れ去り、宿儺の絶大なる斬撃術式は依然として牙を剥いたままであることが判明した。