Q1:メジャーだけで計算する体脂肪率は、高機能な家庭用体組成計と比べてどれくらい信用できますか?
A1:米海軍方式をはじめとする周囲径測定法は、アルゴリズムとしての再現性が極めて高いのが特徴です。体組成計は測定直前の飲水量や発汗で2〜4%平気で狂いますが、メジャー測定は「骨格に対する肉の厚み」を物理的に計測するため、体内の水分バランスによる一時的なブレを受けにくい利点があります。正しく同一箇所を計測できるスキルがあれば、家庭用の安価な体組成計と同等以上の長期追跡指標として十分に機能します。
Q2:体脂肪率を減らそうと運動しているのに、体重がまったく減らないのはなぜですか?
A2:筋力トレーニングを開始した初期によく見られる現象で、医学的には喜ばしい兆候です。脂肪よりも比重の高い筋肉組織が発達し、同時に筋グリコーゲンと水分が筋肉内に蓄えられているため、体重が変わらなくても除脂肪体重が増加し、体脂肪率そのものは低下している可能性が高いと言えます。体重計の数字ではなく、ウエストの引き締まりや除脂肪体重の数値を再計算して確認してください。
Q3:ドラッグストアやジムに置いてある高精度の業務用体成分分析装置(InBody等)とは何が違うのですか?
A3:業務用の高精度機器は、両手・両足の計8個の電極を用い、多周波数の電流(低周波から高周波まで)を流すことで細胞内液と細胞外液を分離して精緻に測定しています。家庭用の足裏測定タイプに比べて体幹部や四肢の筋肉バランスまで正確に反映されるため、自身の正確な現在地を知りたい場合は、数ヶ月に1回、公共施設やジムで業務用機器による測定を行い、日々の推移は自宅のメジャーやアプリで補正していく手法が最も費用対効果に優れています。