霧島神宮の賑わいから一歩足を踏み入れると、空気が数度下がったかのような静寂と湿潤な苔の香りが肌を包み込みます。霧島神水峡が旅行者やカメラマンを惹きつけてやまない最大の理由は、手つかずの自然が剥き出しになった圧倒的な「地質美」と、霧島川のエメラルドグリーンが織りなす神秘的なコントラストにあります。
宮崎県の名勝・高千穂峡を想起させる柱状の断崖が数十メートルにわたって連なり、その間をぬうように激しい水流が轟音を響かせる光景は、まさに圧巻の一言。一般的な観光地化された渓谷とは異なり、過度な商業看板や大型商業施設が一切排除されているため、大自然そのもののエネルギーを直に肌で感じ取ることができます。自然崇拝の息づく霧島の地において、神聖な水が流れる渓谷として屈指の隠れパワースポットと評されるのも必然と言えます。