1987年に歌手デビューを果たした藤あや子は、1989年に現在の芸名へと改名。ソニー・ミュージックレーベルズからのリリースや、バーニングプロダクションの強力なバックアップを受け、日本の音楽業界の表舞台へと躍り出た。
1992年に放った『こころ酒』が大ヒットを記録し、念願のNHK紅白歌合戦に初出場を果たす。続く『むらさき雨情』でもその妖艶な魅力と確かな歌唱力を見せつけ、演歌界における不動の地位を確立した。妖艶な着物姿の裏で、彼女は女手一つで娘を育て上げる母としての顔も崩さなかった。私生活を安易に切り売りせず、歌一本で勝負し続けるストイックな姿勢は、芸能界でも一目置かれる存在へと彼女を押し上げていった。