日本の音楽市場における歴代アルバム年間1位まとめを振り返ると、音楽メディアの移り変わりとリスナー行動の劇的な変化が浮き彫りになります。
1990年代後半のCD全盛期には、年間1位の基準は「400万枚〜700万枚超」という驚異的な領域にありました。globe、B'z、GLAY、宇多田ヒカルらが次々と金字塔を打ち立て、CDショップに行列ができる光景は日常茶飯事でした。2000年代に入ると浜崎あゆみや平井堅、コブクロらが日常に寄り添うポップスで年間首位を獲得し、一家に1枚置かれる定番アルバムとしての地位を確立します。
2010年代以降は嵐やAKB48グループをはじめとするアイドル・ダンスボーカルグループがチャートを牽引し、パッケージの豪華仕様や特典文化が発展しました。そして令和に入ると、Snow ManやSixTONES、SEVENTEENなどの圧倒的なCDパワーを誇るグループと、ストリーミングで爆発的な再生数を稼ぐソロアーティストが競り合う構図へと移行しています。