SNSや医療相談掲示板では、「ハナノアで鼻うがいをしたら耳がゴボゴボ鳴って痛くなった」「鼻水は治まったのに耳鼻科で中耳炎と診断された」という投稿が毎年花粉シーズンを中心に急増します。
実際のトラブル事例を検証すると、共通しているのは「鼻づまりが完全に詰まっている状態で強行した」というケースです。鼻の通り道が完全に塞がっている状態のまま圧力をかけて液を流し込むと、液体の逃げ場がなくなり、最も抵抗の弱い耳管方向へと強い水圧が一気に逃げてしまいます。
耳鼻咽喉科専門医の評判や学会での発表資料によると、鼻うがいそのものが持つアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の洗浄・排膿効果は医学的にも高く評価されています。しかし、現場の医師たちが口を揃えるのは「鼻の構造と正しい洗浄フォームを理解せずに自己流で行うリスクの大きさ」です。正しい知識を持たずに行うセルフケアは、治療ではなく新たな疾患の引き金になりかねません。