株式市場に目を向けると、投資先として語られるツートップが「日本株」と「米国株」です。それぞれに異なる特徴があり、投資信託を通じて保有する場合でもその性質を把握しておく必要があります。
米国株の最大の強みは、世界的なイノベーションを牽引する巨大テック企業が密集し、長期にわたって右肩上がりの成長を維持してきた実績です。また、株主還元への意識が非常に高く、何十年も連続増配を続ける企業が数多く存在します。ただし、米ドル建てで取引するため、円高に振れた際に資産価値が目減りする「為替リスク」への配慮が不可欠です。
他方の日本株は、東証による資本効率改善の要請や企業の自社株買い拡充を背景に、近年見直しが進んでいます。身近でビジネスモデルが分かりやすい企業が多く、為替手数料や為替変動に直接左右されない点がメリットです。どちらか一方に偏るのではなく、両者を組み合わせたグローバルな分散を意識するのが賢明なアプローチです。