日本国内の店舗数で圧倒的なシェアを握る3大メガチェーン。それぞれの名称には、ブランドの黎明期を支えたユニークなバックストーリーが存在します。
国内最大手のセブン-イレブン名前の由来は、発祥の地であるアメリカ・テキサス州のサウスランド・アイス社に遡ります。1946年当時、一般的な小売店が夕方には店を閉めていた時代に、「朝7時から夜11時まで(7 am to 11 pm)毎日営業する便利な店」として打ち出した営業時間がそのまま店名となりました。1974年にイトーヨーカ堂傘下のヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)が東京・豊洲に日本第1号店を開いた際もこの看板が掲げられ、24時間営業が主流となった現在も利便性のシンボルとして世界中で継承されています。
青い看板にミルク缶が印象的なローソン名前の由来牛乳の関係性も見逃せません。発祥は1939年、米国オハイオ州でJ.J.ローソン氏が営んでいた小さな牛乳販売店「ミスター・ローソンズ・ミルクショップ」でした。「新鮮でおいしい牛乳」で評判を呼んだ同店は、日用品も扱う店舗へと成長。ダイエーが国内展開を主導した際も、創業者の誠実な商売姿勢と新鮮さの象徴としてミルク缶のロゴマークがそのまま引き継がれたのです。
緑と青の爽快なカラーリングでおなじみのファミリーマート店名意味は、1973年に西友ストアー(現・西友)の社内実験プロジェクトとしてスタートした「狭小商圏向け小型店舗」に端を発します。発案陣が込めたのは「お客さまとフランチャイズ加盟店、本部が家族のような絆で結ばれる店」という明確な理念でした。「便利さ」を機能として訴求した米国生まれの2社に対し、日本発祥ブランドとして「人と人との情緒的つながり」を看板に掲げた点が、後々のブランドアイデンティティを決定づけることになります。