蟲柱・胡蝶しのぶの人気は衰えを知らない。彼女は鬼の首を斬れないという、物理的なハンディキャップを背負っている。しかし、それを嘆くどころか、薬学と毒殺という独自の戦闘スタイルを確立した。その冷徹なまでの知性と、常に絶やさない微笑みの裏にある「激しい怒り」。この二面性が、彼女のキャラクターを深く、魅力的なものにしている。
姉の遺志を継ぎながらも、自身の復讐心との間で引き裂かれる内面。劇場版で描かれる彼女の最後の選択は、多くの観客の涙を誘った。ただのヒーローではない。狂気すら孕んだ執念が、彼女を唯一無二の存在に押し上げている。