著名な両親を持つ宿命として、デビュー当初はどうしても「UAと村上淳の息子」「大物二世俳優」という色眼鏡で見られることが少なくありませんでした。
しかし、虹郎はそのレッテルを自らの演技力のみで粉砕していきます。映画『ディストラクション・ベイビーズ』での暴力の渦に巻き込まれる少年役、映画『孤狼の血 LEVEL2』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した凄絶な演技、そしてNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の雉真勇役で見せた誠実な好青年ぶりなど、役柄の幅広さは同世代の中でも群を抜いています。
映画関係者の間でも「ただ親の七光りで重宝されているのではなく、画面の空気を一変させる天性の引力がある」と二世俳優としての評判は極めて高く、今や「村上虹郎の父親が村上淳である」と後から知って驚く若いファンも珍しくありません。