今期のドラマ視聴率において、作品間で極端な格差が生じている背景には、視聴者のタイムシフト視聴への完全移行があります。ネット上で囁かれる「ドラマ視聴率低迷の決定的な理由」は、決してドラマ自体のクオリティ低下だけが原因ではありません。
リアルタイムでテレビの前に座る層はシニア層が中心となっており、SNSでトレンドを牽引する10代〜40代は、倍速視聴やスキマ時間でのスマホ・コネクテッドTV視聴が標準となりました。そのため、ネットの反応で「大爆死」と叩かれている作品が、実際にはTVerや各局オンデマンドで数百万回再生を叩き出し、スポンサーへの露出効果で大成功を収めているケースが多発しています。リアルタイムの世帯視聴率という単一のモノサシで測ること自体が、現場の実態と大きく乖離しているのが真相です。