本来、「buddy(バディ)」という言葉はどのように生まれたのか。歴史を遡ると、19世紀初頭のアメリカで「brother(兄弟)」の幼少期の発音や、炭鉱労働者同士が呼び掛け合う「brother」の訛りから派生したとされる。権威あるオックスフォード英語辞典においても、この語は主に「親しい友人」「仲間」「共同作業者」を指す口語的表現として位置づけられてきた。
元々は男性同士の連帯感を示す英語スラングとして定着していたが、時代の移り変わりとともに性別の垣根は消滅した。今日では、女性が男性に対してごく自然に親愛の情を込めて「buddy」と呼びかける光景は日常茶飯事となっている。しかし、そのフランクさゆえに、受け手である男性側に「自分は男として見られていないのではないか」という漠然とした不安を生じさせる要因にもなっている。