台風の進路を読み解く上で、日本の気象庁が提供する進路予想と、国際的な気象関係者が注視する米軍台風警戒合同センター(JTWC:Joint Typhoon Warning Center)のトラッキングデータの比較は非常に有効なアプローチです。気象庁の予測はアンサンブル予報モデルを駆使し、日本の地形効果や前線の影響を精緻に反映している一方、JTWCのデータは独自のアメリカ海軍・空軍モデルに基づき直線的かつ迅速なアップデートを行う特徴があります。
日本列島への上陸時期に関しては、太平洋高気圧の張り出し度合いと偏西風の位置関係によって左右されます。高気圧の縁を回る形で北西進したのち、転向点で東寄りに向きを変えるタイミングが遅れると西日本直撃、早い段階で転向すると東日本・北日本方面へ進むシナリオが想定されます。暴風域に入る確率が地域ごとに70%を超えた段階で、直撃または極めて接近する可能性が極めて濃厚となります。