家庭料理の現場では、良かれと思って選んだおかずが実は食卓全体の魅力を損ねているケースが少なくありません。ここでは、よくある3つの誤解を正します。
誤解1:チキン南蛮にはマヨネーズ味の副菜を合わせても喜ばれる?
居酒屋やファミレスのセットで見かけるポテトサラダやマカロニサラダですが、家庭の晩ご飯としてチキン南蛮と並べると、脂質過多による胸焼けを招きがちです。タルタルソース自体にマヨネーズが大量に使われているため、副菜には酢の物、和え物、出汁浸しなど、ノンマヨネーズの味付けを選ぶのが鉄則です。
誤解2:子供向けには甘酢の酸味を完全に消すべき?
子供が酸味を嫌がるからといって、単なる「唐揚げタルタルソースがけ」にしてしまうのは非常にもったいない選択です。チキン南蛮の真骨頂は、甘酢によって肉が柔らかく保たれ、タルタルの甘みと調和する点にあります。子供向けメニューにする場合は、酢の分量を減らすのではなく、米酢やりんご酢などのツンとしないマイルドな醸造酢を使用し、砂糖やみりんの割合をわずかに増やすことで、子供でも美味しく食べられる優しい味わいに仕上がります。
誤解3:野菜はキャベツの千切りだけで十分?
付け合わせのキャベツは口直しとして優秀ですが、それ単体では栄養バランスが炭水化物と脂質に偏ります。特にチキン南蛮のようなヘビーな主菜の日こそ、緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、ブロッコリーなど)やきのこ類、海藻類を副菜や汁物に意識して組み込む必要があります。