ドアハンドルを引いても開かず、窓の隙間からダッシュボードやシートの上に置かれた鍵が見えているとき、パニックに陥るドライバーは少なくありません。しかし、現場でまず実行すべきキー閉じ込み緊急対処法には、明確な優先順位があります。
何よりも先に行うべきは、「車内に幼児、子ども、またはペットが取り残されていないか」の確認です。特に直射日光が当たる屋外では、春先や秋口であっても車内温度が数分で50℃近くまで急上昇します。命に直結する危険がある場合、専門業者やロードサービスの到着を待つ猶予はありません。躊躇なく119番(消防)へ通報し、レスキュー隊によるガラス破壊を含めた救出作業を依頼してください。
車内に誰も取り残されていない安全な状況であれば、二次被害の防止に移ります。ハザードランプが点灯したまま放置するとバッテリー上がりを併発します。また、高速道路のサービスエリアや幹線道路沿いのパーキングに停車している場合は、通行車両に接触されないようガードレールの外側など安全な退避場所へ移動した上で、スマートフォンから連絡手段を確保してください。
家族がスペアキーを持って現場へ駆けつけられる距離にいる場合は、無理に業者を呼ばずスペアキーの到着を待つのが最も経済的です。しかし、遠方へのドライブ中やスペアキーの所在が不明な状況であれば、即座に外部のロードサービスへ連絡をシフトする必要があります。