井森美幸の芸能界入りは、1984年に開催された「第9回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でのグランプリ受賞がすべての始まりでした。応募総数およそ12万人という途方もない激戦を勝ち抜いた事実こそ、当時の彼女が放っていたビジュアルの強さを何よりも雄弁に物語っています。
翌1985年、シングル『瞳の誓い』で待望のアイドル歌手デビューを果たした際のキャッチコピーは、今なおファンの記憶に刻まれる名フレーズでした。
「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」
当時の写真やプロモーション映像を振り返ると、パッチリとした大きな瞳と整った卵型の輪郭、清潔感あふれる黒髪ショートヘアが際立っており、まさに非の打ち所がない正統派アイドルそのもの。現在見られる親しみやすいキャラクターとは一味違う、清純派としての眩しいオーラが画面越しにも鮮烈に伝わってきます。