鬼殺隊最高位である「柱」の中で、女性として頂点に君臨する胡蝶しのぶと甘露寺蜜璃。この二人の戦闘スタイルは完全に対極をなしており、単純な筋力や腕力だけでは測れない独自の強さを持っています。
恋柱・甘露寺蜜璃の強さの秘密は、常人の8倍もの筋肉密度を誇る特異体質にあります。細身の外見からは想像もつかない怪力としなやかさを併せ持ち、薄く柔軟なリボン状の特注日輪刀を神速で操る「恋の呼吸」は、技の速度において宇髄天元をもしのぐと評されます。刀鍛冶の里編では痣を発現させ、上弦の肆・半天狗の分身である憎珀天を相手に朝まで一人で時間稼ぎを完遂するほどの持久戦能力を見せつけました。
対する蟲柱・胡蝶しのぶは、柱の中で唯一「鬼の頸を斬れない」剣士です。小柄な体躯を補うために極限まで研ぎ澄ました突き技の速度は、岩をも貫く威力を誇ります。最大の武器は、自ら調合する「藤の花の毒」です。相手の体重や戦闘状況に合わせて調合を瞬時に変化させ、刺突によって毒を直接注入して鬼を滅殺します。
戦闘力の純粋な破壊力・継戦能力では蜜璃が勝るものの、医療技術、毒の開発、情報収集能力を含む総合的な戦術眼においてはしのぶが突出しており、両者ともに鬼殺隊にとって代わりの利かない絶対的な戦力でした。