ホリデーシーズンを彩るインテリアアートとして人気を集めているのが水彩画です。クリスマスツリー水彩画の描き方において、最も重要なのは「絵の具の濃淡」と「塗り残し(ホワイトスペース)」のコントロールにあります。
深みのあるもみの木を表現するためには、単一の緑色を使うのではなく、ビリジアン、サップグリーン、そして少量のウルトラマリンやインディゴをパレット上で混色します。まず、ツリー全体に薄い水を含ませてから、枝の暗がりになる部分に濃い緑をポンポンと置いていく「ウェット・イン・ウェット(にじみ技法)」を活用します。色が自然に広がり、光が当たっている部分と影の部分が柔らかく溶け合います。
輝くイルミネーションを表現する裏技としておすすめなのが、「マスキングインク」や「アクリルガッシュの白スパッタリング」です。絵の具を塗る前に小さな光の粒をマスキングしておけば、紙の白さを活かした鮮烈な輝きが残せます。仕上げに歯ブラシや硬めの筆に白い絵の具を含ませ、指で弾いて画面全体に散らせば、粉雪が舞う幻想的なツリーの情景が鮮やかに立ち上がります。