川越観光を計画する初訪問者が最も混同しやすいのが、「小江戸横丁」と「菓子屋横丁」の違いです。この2つは名前こそ似ていますが、立地・成り立ち・提供価値が大きく異なります。
小江戸横丁が位置するのは、観光のメインストリートである「蔵造りの町並み 一番街」のほぼ中央(埼玉県川越市元町2丁目)です。道路に面した間口は一見狭いものの、奥へ奥へと細長く延びる「ウナギの寝床」状の敷地構造を持ち、屋内通路を歩きながら複数のテナントを巡る複合商業施設となっています。天候に左右されにくく、敷地内奥に休憩スペースや飲食用のベンチが備わっている点が大きな強みです。
一方の菓子屋横丁は、一番街から西側へ数分歩いた路地裏に広がる「商店街エリア」です。石畳の通り沿いに約20軒の駄菓子屋や飴屋が軒を連ね、青空の下で懐かしい駄菓子やハッカ飴、巨大な麩菓子を買い歩くオープンエアな街並みそのものを指します。つまり、コンパクトな商業館である小江戸横丁に対し、菓子屋横丁は面で広がるノスタルジックな通りという明確な違いが存在します。