近年の資本政策において個人投資家から極めて歓迎されたのが、1株を5株に分けるソニー株式分割の実施です。従来は1単元(100株)の購入に百数十万円規模のまとまった資金が必要でしたが、分割によって30万円前後から単元株の購入が可能となり、新NISA(少額投資非課税制度)を活用する個人層の裾野が一気に広がりました。
インカムゲインを重視する投資家が最も気にする「ソニー配当金いつ支払われるのか」というスケジュールについては、年2回のサイクルが定着しています。
- 中間配当:9月30日を基準日とし、例年12月上旬に支払い。
- 期末配当:3月31日を基準日とし、定時株主総会直後の6月中旬〜下旬に支払い。
同社の配当方針は「中長期的な利益成長に連動した増配」を掲げており、配当利回り自体は1%台前半と市場平均に比べて突出して高くはないものの、安定的な増配傾向を維持しています。また、株主還元は配当のみならず大規模な自社株買いを機動的に実施する方針をとっており、総還元性向の高さが特徴です。
なお、ソニー株主優待としては、毎年3月31日時点の株主を対象に、公式直販サイト「ソニーストア」でAV機器が15%割引、VAIOが5%割引などで購入できる「株主特典クーポン」が電子送付されます。高額な一眼カメラ「αシリーズ」や高級オーディオを定期的に購入するファンにとっては実質的な還元メリットが大きい制度となっています。