SNSや知恵袋、保護者向けのオンラインコミュニティでは、毎朝の絶望的なやり取りが生々しく綴られています。
「朝7時に布団を剥ぎ取っても泥のように眠り続け、揺すり起こすと『頭が割れそうに痛い』と泣き出す。無理やり車に乗せて校門まで連れて行っても車から降りられない」(中学2年生の母親)
「最初はゲームの夜更かしを疑い、スマホを取り上げて厳しく叱責した。結果的に子供は部屋に引きこもり、会話すら拒絶するようになってしまった」(高校1年生の父親)
臨床心理士やスクールカウンセラーへの取材によると、中学校までは義務教育のため遅刻や欠席が多くても進級できますが、高校進学後は単位認定の壁が立ちはだかります。朝起きられない高校生が不登校へと移行し、通信制高校への転校や退学を余儀なくされるケースは後を絶ちません。
「学校に行きたいのに体が動かない」という本人の自己嫌悪と、「どうしてうちの子だけ起きられないのか」という親の焦燥感が衝突し、家庭内が戦場と化す悪循環が現場では日常的に起きています。