整形外科の診断基準では、患者の自覚症状、詳細な徒手検査、そして客観的な画像・電気生理学的検査を組み合わせて総合的に判断します。
- レントゲン検査(単純X線):「頸肋(けいろく)」と呼ばれる生まれつき第7頸椎に存在する余分な肋骨の有無や、鎖骨・第1肋骨の骨形態異常を確認します。
- MRI検査・MRA検査:腕を下げた状態だけでなく、腕を挙上した姿勢で撮影を行うことで、腕神経叢が筋肉や骨によってどの程度圧迫されているかを可視化します。また、頸椎ヘルニアの除外診断にも不可欠です。
- 筋電図検査(針筋電図・神経伝導速度検査):神経の伝達速度を電気的に測定し、神経が首の出口で傷んでいるのか、あるいは肘や手首など別の部位で障害されているのかを明確に特定します。
- 超音波エコー検査:近年の臨床現場で導入が進む検査です。リアルタイムで首や胸を動かしながら、鎖骨下動脈の血流低下や神経の挟み込みを動画で直接観察できます。