近大といえばマグロのイメージが強いが、彼らの挑戦は海の中だけに留まらない。現在、農学部を中心に進められているのが、昆虫食や培養肉を用いた「次世代代替タンパク質」の社会実装だ。
「美味しくなければ普及しない」という強い信念のもと、フードテック企業と共同開発された食品は、すでに学内の食堂でテストメニューとして提供されている。環境負荷を極限まで減らしつつ、日本の食文化に適合する味わいをどう実現するか。かつてマグロの完全養殖で世界を驚かせた執念が、今度は地球規模の食糧課題の解決に向けて燃え上がっている。