ローズマリー選びで最も基本的かつ重要な基準となるのが、枝がどのように伸びるかを示す「樹形」の分類です。大きく分けて以下の3つのタイプが存在し、庭のレイアウトや利用目的に直結します。
1. 立性(たちせい)
幹や枝が垂直にまっすぐ伸びるタイプです。樹高は1m〜2m程度まで成長し、しっかりとした木質化が進むため、庭木のシンボルツリーや目隠しの生垣、鉢植えでの単体栽培に向いています。枝葉が上に伸びるため収穫がしやすく、料理用の葉をたっぷり確保したい場合に最適です。
2. 匍匐性(ほふくせい)
枝が地面を這うように横へ広がり、下に向かって下垂するタイプです。草丈は20cm〜40cm程度と低く抑えられ、石垣の隙間から垂らしたり、ハンギングバスケットで立体的に演出したり、雑草対策を兼ねたグランドカバーとして絶大な人気を誇ります。
3. 半匍匐性(はんほふくせい)
立性と匍匐性の中間にあたる樹形で、最初は横に広がりながら成長し、やがて枝先が弓なりに立ち上がります。ブッシュ状にボリューム感のある茂みを作るため、花壇のボーダー植えや寄せ植えのアクセントとして重宝されます。花付きが良い品種が多い点も大きな魅力です。