一方で、Web上やSNSでまことしやかに語られている確認方法の中には、重大なリスクを孕んだものや、仕様を誤解した都市伝説が少なくありません。特に注意すべきが「グループ作成」と「無料通話」の挙動です。
まず、LINEブロックグループ作成確認と呼ばれる手法についてです。これは「自分」「相手」「無関係な公式アカウントなど」の3者で新規グループを作成し、相手がグループのメンバー数に反映されるかどうかで判別するというものです。ブロックされている相手は招待してもグループに一切追加されず、強制的に自分1人だけの孤独なグループが生成されます。
しかし、この方法は致命的なリスクを孕んでいます。万が一ブロックされていなかった場合、相手の画面には突然身に覚えのない新規グループへの招待通知が届いてしまいます。「なぜいきなりグループを作ったの?」と不信感を抱かれ、自ら関係を悪化させる引き金になりかねません。バレずに確認したい局面において、グループ作成テストは極めて悪手と言えます。
もう一つの深刻な誤解が、LINEブロック電話呼び出し音に関する仕様です。「電話をかけて呼び出し音が鳴り続けているなら、ブロックはされていないはずだ」と思い込んでいる利用者が後を絶ちません。
取材に基づく技術検証の結果、ブロックされている状態であっても、発信側のスマートフォンには通常通りの呼び出し音(プルルル…という電子音)が鳴り続けることが証明されています。しかし、受信者(ブロックした側)の端末には着信画面も表示されず、バイブレーションも鳴らず、不在着信の履歴すら残りません。発信側がいくら鳴らし続けても相手の画面には一切の反応が起きないため、呼び出し音が鳴るか否かでブロックを判別することは不可能なのです。