近年の珍名・難読苗字に対する関心の高まりを決定づけたのは、エンターテインメントの力だ。社会現象を巻き起こした映画『鬼滅の刃』には、「竈門(かまど)」や「産屋敷(うぶやしき)」、「甘露寺(かんろじ)」など、実在する稀少な苗字を持つキャラクターが多数登場した。
これにより、若い世代を中心に「実在する珍しい苗字を探す」ムーブメントが勃発。Yahoo!ニュースなどの主要ニュースメディアでも、作中に登場する実在の激レア姓やそのゆかりの地を追うWeb記事が連発され、アクセス数が急増する現象が見られた。架空の物語が、日本人のルーツへの関心を呼び起こした好例と言える。