1992年8月25日、韓国・ソウルのオリンピックスタジアムで執り行われた旧統一教会合同結婚式において、桜田淳子氏の隣に立っていた男性こそが東伸行(あずま のぶゆき)氏です。当時、日本中が固唾を呑んで見守った記者会見で桜田淳子 旦那 顔写真として大々的に報じられたその姿は、角刈りに近い清潔感のある短髪と縁なし眼鏡をかけた、極めて実直かつ真面目そうな佇まいが印象的でした。
東伸行氏は1953年生まれで、桜田氏より5歳年上にあたります。出身および活動の拠点は福井県敦賀市でした。教団の教義に基づき、教祖である文鮮明氏による「マッチング」によって引き合わされた二人は、それまで個人的な交際期間は一切なく、事前の写真と簡単なプロフィール紹介のみで運命の伴侶として定められたと報じられています。
当時の特番インタビューや自著・手記で語られた「神の導きによる出会いに迷いはなかった」という本人の肉声は、トップアイドルとしての華やかな名声を捨ててでも信仰と家庭に生きるという強固な決意を示すものでした。世間が受けた困惑の大きさとは裏腹に、会見での東伸行氏は落ち着いた口調で受け答えを行い、突如として日本有数の大スターの夫となった重圧を冷静に受け止めている様子が窺えました。