A3サイズは何Cm?寸法一覧と印刷・郵送で失敗しないプロの鉄則

A3サイズは何Cm?寸法一覧と印刷・郵送で失敗しないプロの鉄則

A3サイズは何Cm?寸法一覧と印刷・郵送で失敗しないプロの鉄則の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

印刷現場やデザインの制作現場で毎日のように発生しているトラブルが、「ディスプレイ上では綺麗に見えていた画像が、A3に印刷したらひどくボケてしまった」という事象です。この失敗の根本原因は、画面表示に必要な解像度と商業印刷に求められる解像度の圧倒的な乖離にあります。

パソコンやスマートフォンの画面表示は通常72dpi〜96dpi程度を前提に設計されていますが、カラー印刷を美しく仕上げるためには350dpi(1インチあたり350ドット)の解像度が業界標準として要求されます。A3用紙(297×420mm)を350dpiでピクセル換算した場合の必要解像度は、実に4093 × 5787 ピクセル(約2368万画素)にも達します。

一般的なフルHD画像(1920×1080ピクセル)やWebサイトからダウンロードした画像をそのままA3全面に拡大配置すると、物理的なドット数が足りず、階段状のギザギザ(ジャギー)や著しい輪郭のボケが発生します。ネット印刷入稿時のデータチェックで不備として弾かれたり、イベント当日に仕上がったポスターを見て青ざめたりする現場の悲劇は、このピクセル計算の抜け漏れが引き起こしています。

さらに見落としてはならないのが「塗り足し(裁ち落とし)」の設定です。印刷所での裁断加工時には、どうしてもコンマ数ミリ単位の機械的なズレが生じます。仕上がり線のギリギリまで背景色や写真を配置していると、紙端に意図しない白い余白線が露出してしまいます。これを防ぐため、A3の実寸法(297×420mm)の外側に上下左右各3mmずつ広げた303 × 426 mm(350dpi換算で4176 × 5870 ピクセル)でデータを作成することが、印刷業界における鉄則とされています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。