全国の薬局やドラッグストアで導入されているエフェドリン市販薬購入制限は、店舗独自の判断ではなく、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づく厳格な法令順守措置です。厚生労働省は、中枢神経刺激作用を持ち依存性や乱用のリスクがある特定成分を含む市販薬を「濫用等のおそれのある医薬品」に指定し、販売数量の制限や対面・確認手順を徹底させています。
ドラッグストアで風邪薬や咳止めを購入しようとした際、棚に空箱が置かれていたり、レジ奥に商品が保管されていたりする光景が定着しました。ドラッグストア身分証明書提示が求められる背景には、同一人物による短期間での複数回購入や、複数店舗を巡回して大量に買い集める「買い回り(ハシゴ買い)」を水際で防止する目的があります。
2026年最新医薬品販売ルールにおいては、店舗販売業者は購入者の氏名、年齢、購入理由、他店での購入状況を登録・確認することが義務付けられており、不審な点がある場合は薬剤師や登録販売者が販売を拒否できる法的権限を持っています。日常的に服用していた常備薬であっても、まとめ買いが一切認められないのはこのためです。