この名店を率いるのが、オーナーシェフであるアントニーノ レンティーニ 経歴を語る上で欠かせない人物、通称「ニーノ」氏です。シチリア島東部の港町タオルミーナ近郊で生まれ育ったニーノ氏は、幼少期から地中海の豊かな海の幸と大地の恵みに触れ、料理人としての天性を磨き上げました。イタリア本国の名立たるホテルや高級レストランで研鑽を積んだ後、世界各国でイタリア料理の普及に尽力。来日後は数々の名店で総料理長を務め、日本の食材とシチリア伝統技法の融合において先駆的な役割を果たしてきました。
かつてイタリア共和国大統領が来日した際、公式レセプションの料理担当に抜擢されたエピソードは、彼の確かな腕と信頼を物語る象徴的な出来事です。メディアのインタビューや特番取材の現場で見せる屈託のない笑顔と、厨房で見せる鬼気迫る真剣な眼差し。その二面性こそが、多くのファンを惹きつける人間的魅力となっています。
「シチリアの風と太陽を日本の皆様に届けたい」と語るニーノ氏の信念は、店舗のインテリアからスタッフの活気ある接客に至るまで徹底されています。店内に一歩足を踏み入れれば、そこは港区ではなくシチリアのトラットリアそのもの。オーナーシェフの魂が宿るからこそ、料理の一皿一皿に生命感が宿っています。