本作の社会的是認を決定づけたのが、2013年公開の『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』の主題歌起用でした。映画の内容は、かすかべ防衛隊の子供たちが過酷な旅路の果てに「秘伝のソース」を目的地へ届けるという友情ロードムービーです。子供たちの小さな冒険劇と、セカオワが歩んできた泥臭い共同生活の軌跡が奇跡的なシンクロニシティを見せ、ファミリー層への爆発的な浸透を後押ししました。
音楽的な構造に目を向けると、SEKAI NO OWARI RPG 歌い分けパートにおける緻密な音響演出が際立ちます。Fukaseの少年性を残した伸びやかな主旋律に対し、背後で重なるSaoriのコーラスは、単なるハーモニーではなく「歌詞の対話者」としての役割を担っています。さらにNakajinのアコースティックギターとバンジョー、DJ LOVEの重厚なビートにメンバー全員の手拍子(クラップ)が合流することで、聴き手自身も「仲間の一員」として行進に巻き込まれていく心理的誘導が施されています。