いま現在、窓の外から断続的な破裂音が聞こえている場合、音の鳴り方と時間帯から原因を大まかに絞り込むことができます。札幌市内で「花火のような音」として認識される事象は、主に次の4つのパターンに集約されます。
第1の候補は、市内各所で打ち上げられるサプライズ花火です。観光誘致や民間企業の周年行事、医療従事者への感謝、あるいは地域創生の一環として企画される小規模な打ち上げは、密集を防ぐ目的で事前告知なし(または直前告知のみ)で実施されます。打ち上げ時間が「5分から10分程度」と極めて短い点が特徴です。
第2の候補は、近郊の大規模花火大会や区民祭りです。真駒内、モエレ沼、豊平川の三大花火大会はもちろん、北広島のエスコンフィールドHOKKAIDOや小樽方面で開催される花火の音が、風向きによって札幌市内全域に轟くケースが多発しています。
第3の候補として忘れてはならないのが、南東方面に広がる陸上自衛隊島松演習場(恵庭市・北広島市・千歳市)における砲撃音です。夜間訓練や大型榴弾砲・戦車の射撃訓練が行われている際、「花火そっくりの低音」が札幌市白石区、厚別区、清田区、豊平区、さらには中央区にまで届きます。
そして第4の候補が、秋口に集中する札幌市内の大学・専門学校の学園祭花火です。19時前後の決まった時間帯に数分間だけ連射されるため、近隣住民以外にとっては「どこかで事件が起きたのではないか」と錯覚しやすい音源といえます。