浅野忠信さんと元嫁であるCHARAさんの出会いは、1994年に撮影が行われた岩井俊二監督の映画『PiCNiC』(公開は1996年)での共演でした。精神病院を抜け出した若者たちの逃避行を描いた同作で、二人は運命的な惹かれ合いを見せます。当時の現場関係者の証言によると、撮影中の二人は演技の枠を超えて強烈なインスピレーションをぶつけ合っており、クランクアップを迎える頃にはすでに深い絆で結ばれていたといいます。
出会いから間もない1995年3月、二人は婚姻届を提出。当時、浅野忠信さんは21歳、CHARAさんは27歳という若さであり、第1子の妊娠も重なった「授かり婚」として世間に大きな衝撃を与えました。記者会見やインタビューで見せる飾らない姿や、互いのファッションや世界観が共鳴し合う佇まいは、当時の若者たちにとって「新しい家族の理想像」として熱狂的に受け入れられました。
結婚生活は14年間に及び、CHARAさんの代表曲『やさしい気持ち』や『タイムマシーン』をはじめとする数々の名曲が生み出された背景には、浅野忠信さんとの生活から得たインスピレーションが深く息づいています。二人はフジロックフェスティバルなどの音楽イベントに家族で姿を見せたり、子供たちの学校行事や運動会に揃って参加したりと、多忙を極める芸能活動の合間にも温かな家庭を築いていました。