果実が食べ頃を迎えたかどうかを判断する第一の基準は、果長と開花後日数にある。大手種苗メーカーのタキイ種苗株式会社やサカタのタネが公開している栽培指針によれば、夏場の標準的な収穫適期は開花後およそ7日前後。気温が高い盛夏期には、受粉からわずか4〜5日で適期サイズに達することもある。
視覚的なサインとしては、果長が20〜22センチ前後、太さが直径2.5〜3センチ程度になったタイミングがベストだ。品種改良が進んだ現代の節成系品種では、果実の肩から先端まで太さがほぼ均一になり、表面のトゲ(刺毛)の先端がわずかに白く乾いたような質感を見せた瞬間が、もっとも糖度と酸味のバランスに優れ、みずみずしい歯ごたえを放つ。
特に最初の1〜2本(下段の初果)に限っては、木全体の体力を温存するために15センチ程度の若採りを徹底することが、その後の長期収穫を支える鉄則となる。