「見た目をスッキリさせたい」「費用を少しでも削りたい」という動機からグレーチングを省いた結果、どのようなトラブルが起きているのでしょうか。外構リフォームの現場調査や施主の証言からは、見過ごせない現実が浮かび上がります。
大手ハウスメーカーのアフター点検担当者によると、タイルデッキグレーチングなし後悔として最も多い相談が「定期点検時の保証打ち切り宣告」です。外構工事を別業者に依頼し、ハウスメーカーに無断で基礎通気口をタイルで埋めてしまった場合、床下の湿気腐食に関する構造保証が失効するケースが全国で多発しています。
さらに深刻なのが、台風時の吹き込み被害です。サッシ直下まで密着してタイルを貼った現場では、強い横殴りの雨が降った際にサッシ下部の水抜き穴から雨水が逆流し、リビングのフローリングが水浸しになる事例が報告されています。一度下地コンクリートを固めてしまうと、後からグレーチングを設置するためにはタイルとコンクリートをハツリ解体する必要があり、当初の施工費の2倍以上(40万〜80万円程度)の改修費用が発生してしまいます。