結論から明示すれば、アンガールズの田中卓志さん・山根良顕さんの双方がマルファン症候群であるという事実は一切確認されていません。所属事務所であるワタナベエンターテインメントからの公式アナウンスはもちろん、過去の出演番組、単独インタビュー、自著やブログ・SNS等においても、両名が同症候群の診断を受けたという発言や記録は皆無です。
では、なぜこれほど強固にアンガールズ マルファン症候群 噂が定着したのでしょうか。その発端は、2000年代初頭の「キモかわいい」ブレイク期に遡ります。ネット掲示板や知恵袋などのQ&Aサイトにおいて、医学的知見を持たない一般ユーザーが「あの手足の長さと極端な細さは病気ではないか」と書き込み、指定難病の身体的特徴と安易に結びつけたことが拡散の引き金となりました。
公の電波や活字メディアにおいて、2人は自身の体型について何度も自虐やネタとして言及していますが、深刻な心疾患や眼疾患による活動制限を経験したことはありません。後述するように、田中さんは過密なMC業を年間数百本こなし、山根さんは継続的な筋力トレーニングで肉体改造に成功するなど、精力的な活動を続けています。医学的根拠の伴わない外見主導のラベリングが、検索エンジンのサジェスト機能を通じて再生産され続けたのが実情です。