国内の一般事務・財務経理職を対象にした作業動線調査データによると、日常的にExcelを使用するオフィスワーカーは1日平均でおよそ42回の行追加・列追加操作を行っていることが報告されています。そのうち8割以上のユーザーが「行番号で右クリック→メニューから挿入をクリック」という二段階のマウス操作に依存していました。
「1回あたりの差はわずか2〜3秒に見えるが、マウスへ持ち替える際に視線が画面と手元を往復し、集中がリセットされるコストが極めて大きい」。業務効率化コンサルタントは取材に対し、そう指摘します。年間240営業日で換算すると、この微小な所作だけで年間約7時間以上の純粋なロスタイムが生じている計算になります。
SNSやビジネス掲示板(知恵袋・5ch等)を覗くと、「右クリックを禁止された初日は指が戸惑ったが、3日目にはショートカットなしの作業が苦痛になった」「行番号のクリックミスで隣の行を誤操作するストレスから完全に解放された」といった現場ユーザーの切実な声が多数寄せられています。