2月の韓国滞在で最も体調を崩しやすい原因が、屋外と屋内の約25℃にも及ぶ極端な温度差です。韓国の住宅やホテル、飲食店には伝統的な温水床暖房「オンドル」が張り巡らされており、真冬でも室内は24〜26度前後の半袖で過ごせる暖かさに保たれています。地下鉄の車内や大型ショッピングモールも暖房が非常に強く効いています。
この環境下で最大のNGとなるのが、「極厚のタートルネックセーターを1枚着込む」というスタイルです。室内に入っても脱ぐことができず、大量の汗をかいてしまいます。そして外気へ出た瞬間、その汗が氷点下の冷風によって急激に冷却され、深刻な汗冷えや低体温状態を招きます。
失敗しないための鉄則は、徹底した「脱着容易なレイヤード(重ね着)」です。
- アウター(外層):膝上からロング丈のダウンジャケット。風を通さない防風・撥水仕様の表地が必須。
- ミドルレイヤー(中間着):フロントジップのフリース、前開きのVネックカーディガン、またはインナーダウン。室内でサッと脱げる前開き仕様がベスト。
- ベースレイヤー(肌着):吸湿発熱インナー(ユニクロのヒートテック等)。ただし、発汗による冷えを防ぐため、吸湿速乾性に優れたウール混やスポーツ用の機能性アンダーウェアが最も安全。
- ボトムス:デニム1枚は風を通して脚から熱を奪うため厳禁。裏起毛タイツ(120デニール以上)の上に防風スラックスやロングスカートを重ねるか、裏起毛パンツを選択。