長距離ドライバーにとって永遠の問いがある。「首都圏から宇都宮へ向かう際、東北自動車道に数千円の通行料を払う価値はあるのか」という問題だ。
結論から言えば、深夜から未明にかけての時間帯において、実質的な所要時間は両者でほぼ互角に迫る。新4号は地域高規格道路としての高規格設計が施されているため、信号停止の回数が極限まで削られているからだ。料金所でのストップもETCゲートの減速も存在しない。
ただし、平日日中は話が別だ。平日の朝夕は交差点付近の信号サイクルと大型車の加減速の遅れが重なり、数分で通過できるはずの立体区間手前で20分以上の足止めを食らうケースが頻発する。時間と燃料消費を天秤にかけ、有料道路の確実性を取るか、無料区間の巡航速度に賭けるか。現場の判断は日々の天候や時間帯によってシビアに分かれている。