かつて本館(A館)単体で歴史を刻んできたこの場所は、B館の定着と周辺インフラのアップデートによって、九州最大級の「ハイブリッド・エンタメ拠点」へと完全に脱皮した。最大約1万5000人を収容するA館の圧倒的なスケールと、最新の可動席システムや高精度な舞台機構を備えたB館。この2棟が同時に稼働する週末、ウォーターフロント一帯はまるでフェス会場のような一体感に包まれる。
「福岡公演は観客との距離が近く、熱の伝わり方が尋常じゃない」――多くのアーティストがステージ上でそう口にする。ドーム会場ほどの遠さを感じさせず、それでいてアリーナ特有の地鳴りのような重低音を体感できる空間設計が、演者とファンの双方を惹きつけてやまない。