騒動から歳月が流れた2026年現在、両者の関係と市場におけるポジションはどう変化したのでしょうか。FTIコンサルティング 現在のビジネス状況を見ると、日本国内における広報PR・危機管理分野の新規受託においては、極めて慎重なスクリーニングを強いられる時期が続きました。一時は「あのNGリストを作った会社」という悪評が定着し、大手日本企業のコンプライアンス審査で敬遠される動きも見られました。
しかし、同社の中核事業である不正調査や国際仲裁、フィナンシャル・アドバイザリーといった財務・法務系コンサルティング領域では、その圧倒的な専門性から依然として強固な基盤を維持しています。広報部門においても、過度なコントロールを排し、完全な情報開示を前提とした「ポストNGリスト型」のコンサルティングへと大幅な方針転換を図っています。
一方、旧ジャニーズ事務所から看板を掛け替えたSMILE-UP FTIコンサルティングの契約関係は、騒動直後に即座に解消されました。SMILE-UP.は補償業務に専念し、タレントマネジメントを新会社「STARTO ENTERTAINMENT」へ移行させる激動のプロセスを歩みましたが、あの10月の会見で失った「初動の信頼性」を取り戻すまでには、想定以上の歳月と巨額のコストを費やすことになりました。