『善徳女王』の爆発的なヒットを牽引した主要キャスト陣は、それぞれ独自のキャリアを切り拓いています。主演を務めたイ・ヨウォン(トンマン/善徳女王役)は、持ち前の透明感と芯の強い演技力を武器に、現代劇からサスペンスまで幅広いジャンルで安定した主演作を重ねてきました。私生活では3児の母でありながら変わらぬ美貌を誇り、40代を迎えてなお「奇跡のアラフォー女優」として高い支持を得ています。
本作で圧倒的な存在感を放ち、MBC演技大賞の大賞を受賞したコ・ヒョンジョン(ミシル役)の躍進も見逃せません。冷徹なカリスマ性と妖艶な美しさを兼ね備えたミシル像は、韓国ドラマ史における「最高の悪女」として今も語り継がれています。近年でもNetflixシリーズ『マスクガール』での怪演が世界的な称賛を浴びるなど、唯一無二のトップ女優として君臨。公式SNSでの飾らない日常の投稿も大きな反響を呼び、若い世代からの再評価が進んでいます。
そして、本作最大のブレイクスルーを果たしたのがキム・ナムギル(ピダム役)です。純真さと残忍さを併せ持つ悲劇の剣士ピダムを演じ、社会現象とも言える「ピダム廃人(熱狂的ファン)」を生み出しました。その後も『熱血司祭』シリーズや『悪の心を読む者たち』で演技大賞を複数回獲得。名実ともに韓国を代表する演技派トップ俳優へと登り詰めました。文化芸術NGO「ギルストーリー」の代表としても社会貢献活動に尽力しており、人格面でも業界内外から厚い信頼を寄せられています。
一方、忠義の武将キム・ユシンを重厚に演じたオム・テウンは、実力派俳優として数々のドラマや映画を牽引したのち、私生活のトラブルによる一時的な活動休止を経験。近年はインディペンデント映画への参加や、妻でバレリーナのユン・ヘジン氏のYouTubeコンテンツなどを通じて穏やかな素顔を見せており、再起に向けた歩みを進めています。