鬼殺隊の前に立ちはだかる最大の壁が、鬼舞辻無惨直属の配下「十二鬼月」です。上位6体の「上弦の鬼」と下位6体の「下弦の鬼」に分かれており、特に上弦は100年以上にわたって顔ぶれが変わらず、無数の柱を葬り去ってきました。
下弦の鬼の粛清と上弦のメンバー刷新
物語中盤、那田蜘蛛山で下弦の伍・累が討伐された際、無惨は「下弦の鬼は弱すぎる」として残る下弦の鬼たちを自ら粛清・解体しました(下弦の壱・魘夢のみ無限列車編で炭治郎たちに敗北)。 一方の上弦は、遊郭編で宇髄天元と炭治郎たちによって上弦の陸(堕姫・妓夫太郎)が113年ぶりに討ち取られたことを契機に、パワーバランスが激変します。
- 上弦の壱・黒死牟(こくしぼう):始まりの呼吸の剣士であり、継国縁壱の双子の兄。月の呼吸を操る最強の鬼。
- 上弦の弐・童磨(どうま):氷の血鬼術を操り、感情を持たない万世極楽教の教祖。胡蝶カナエ・しのぶ姉妹の仇。
- 上弦の参・猗窩座(あかざ):武の道を極めようとする武闘派。人間時代の記憶(恋雪への想い)を取り戻し自害。
- 上弦の肆・半天狗(はんてんぐ) → 鳴女(なきめ):分裂する感情の鬼から、無限城の空間を操る琵琶女へ交代。
- 上弦の伍・玉壺(ぎょっこ):壺から壺へ移動し異形を召喚する芸術家気取りの鬼。時透無一郎に単独討伐される。
- 新上弦の陸・獪岳(かいがく):善逸の兄弟子でありながら鬼に堕ちた雷の呼吸の使い手。
鬼たちは一様に残虐ですが、その根底には人間時代に受けた社会からの迫害、病苦、孤独といった壮絶なトラウマが存在しており、彼らの最期に描かれる人間ドラマも本作の大きな魅力です。