充血がヒレの先や体の一部に薄く出ている初期段階であれば、薬を使わずに金魚の赤斑病の塩浴による治し方で劇的に改善するケースが多々あります。
塩浴の目的は、塩分で殺菌することではありません。金魚の体液濃度(約0.6%)に近い「0.5%の塩水」を作ることで、浸透圧を調整するために金魚が常時消費しているエネルギーを大幅に削減し、自己免疫力を最大限に引き出す点にあります。
塩浴の具体的な手順は以下の通りです。
① 本水槽からバケツやトリートメント水槽へ金魚を隔離します。
② カルキを抜いた新水を用意し、水10リットルに対して50gの食塩(精製塩や粗塩)をしっかり溶かします。
③ 急激なショックを防ぐため、水温を本水槽とぴったり合わせた上で金魚を静かに移動させます。
④ 消化器官を休ませて体力を回復に集中させるため、塩浴中は完全に絶食させます。
エアレーションを弱めにかけ、水温をヒーターで25℃前後に安定させておくことで、金魚自身の自然治癒力がエロモナス菌の増殖スピードを上回り、数日で赤みが引いていきます。